疲れにくい走り方


こんにちは、
神戸市北区神戸北町の小国整骨院
院長の小国です。
ブログをご覧いただき
誠にありがとうございます。

f:id:friends24052:20190211134417j:image

先日、サッカーをしている患者さんからプレー中にすぐに足が重たくなるとご質問を受けましたので疲れにくい走り方をご紹介いたします。

 

実際にやった感想は、

この走り方は疲れにくく楽に進みます。

 

 

というのは、自分で足を上げて蹴って歩くのではなく、勝手に足がでる感覚なのでそんなに筋力を使わないのです。

簡単に言うと急な下りの斜面を下りるときに

勢いがつくと勝手に足が高回転で動きますよね

アレを使うのです!

 

では、何故ああなるかというと…

2つのポイントがあります。

 

①重心をずらす

棒をイメージしてください。

真っ直ぐに支点の上に重心があると安定して立っていますよね。

それが、支点(地面との接点)より重心が前にずれると前に倒れます。

それが連続していくと転がっていきます。

下り坂(斜面)で勢いがつくときは、上体が足より前に倒れていますよね。

つまり、支点より重心を前にずらすことで前に進むのです。(推進力)

具体的には、骨盤から胸を前にズラす(倒す)感じ

カートを押して歩くのが楽な理由は、重心が前にズラしやすいから!

上り坂も前に倒れるようにすると歩幅が広がり歩きやすいです。

下り坂で重心を後ろにするとブレーキになります。

f:id:friends24052:20200609110534j:image

 

②反射

重心を支点より前にずらしました。

すると前に倒れてきますが人の場合、倒れそうになると反射的に倒れないように足が前にでます。

酔っ払いの千鳥足でも転けずに歩いてますよね

無意識のうちにそうなっているのです。

 

 


反射 小国整骨院

 

これを使って歩いていくのですが

もう少し詳しく身体の使い方をご説明します。

 

転がる足

重心をずらして得た前に進む力を

足のは3つの転がりポイントで滑らかにつないでいきます。

 

踵(かかと)の転がり

前に出た足の踵がまずは地面と接地しますが

踵は丸いので勝手に転がろとして足裏が接地されます。

 

f:id:friends24052:20200609123131j:image

f:id:friends24052:20200609122203j:image

 

足首(距骨)の転がり

 

足裏が接地されると足首の関節の丸い面をスネの骨が後ろから前に倒れるように転がって行きます。(スネが足の甲に近づく)

踵(かかと)から足裏が接地したら踵で地面を蹴ると前に転がっていきます。

 

f:id:friends24052:20190211121704j:image

f:id:friends24052:20200609123859j:image

 

 

親指の関節の転がり

踵が地面から離れると親指の付け根の関節が曲がり勢いを殺さずにスムーズな動きになります。

f:id:friends24052:20200609124340j:image

f:id:friends24052:20200609123921j:image

 

重心を前にずらして出来た推進力を足の転がりを使ってつないでいきます。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

太ももを上げて足を出すのではなく、身体を前に倒して重心を前にずらしす(倒す感じ)ことで自動的に足がでてきます。

また、ひざを伸ばして爪先でけって走るのではなく、前に倒れた身体をおしりの筋肉で脚を後ろに伸ばして勢いを繋ぐ(踵でける)感じです。

 

まずは、下り坂で重心を前に倒して勢いを殺さずに転がるように走ってみてください。

 

この走り方だと心拍数も上がりにくく疲れにくいです。

 

 

是非、お試しください。

疑問、質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

またご感想をいただけると幸いです。

 

 

"要は「足首から下」〜足についてのほんとうの知識〜"           水口慶高著

参照

 

 

 

 

監修:柔道整復師
小国良成