こんばんは、
神戸市北区神戸北町の小国整骨院
院長の小国です。
ブログをご覧いただき
誠にありがとうございます。
プロ野球もオープン戦が始まり、高校野球も選抜大会がまもなく始まりますよね。
野球のシーズンが今年もやってきました。
今回は、野球少年に多い腰痛のお話です。
ある県の高校球児の障害で最も多かったのは、肩や肘ではなく腰痛でした。
実は、私も学生時代、野球をしておりましたが
大きな怪我はしませんでしたが(鼻の骨折くらい)
慢性的な腰痛を抱えていました。
その原因は、腰椎分離症という疾患でした。
腰椎分離症とは、
●小児から思春期において腰骨に生じる疲労骨折です。
●骨が癒合しないこともあります。
●癒合しない場合、将来的に滑ってくるリスクがあります。
●治療としては、第1にコルセットで固定して骨の癒合を目指します。(3ヶ月以上かかります。)
発症の経緯
腰の骨は、腰椎といって5つあるのですが、この1つ1つの間で捻れる角度は、3度と言われています。腰全体でも3度×5つで15度しか捻れないのです。
しかし、バッテイングやピッチングでは体を結構捻りますよね！
これが繰り返されることにより疲労骨折につながるわけです。
では、どうすれば…？
まず、覚えていてほしいのは、
打つときも、投げるときも腰を回すのではありません！
骨盤を回すのです！
バットを手や腕でコントロールする意識が強いと上半身が捻れて腰を痛めやすいのです。
下半身の力を使って骨盤を回すのでバットに伝わる力も変わってきます。
骨盤を回すポイントは(バッテイング編)
●出来るだけ水平に回す。
水平に回すことで腰椎の負担は減り、骨盤もスムーズに回ります。
そのためには、後脚のひざを内側に向くのを我慢する。(早くにひざが折れて内に向くと骨盤が斜めになって腰が横に倒れて回りにくくなってしまいます。)
●前側の足の母指球で踏ん張らない
ステップしたときは母指球で着地しますが振り始めたときに踏ん張ってしまうと前側の股関節を内側に捻ることになり骨盤が途中で回らなくなり上半身の捻れ、腰椎の負担が増えます。
そこで足の外側に乗り移り脚を外側に捻ります。(踵を軸に回るのもありです)そうすることでスイングの力は落とさずに、また腰への負担も逃します。
まとめ
恥ずかしながら私は、学生時代上から叩いて打つイメージが強すぎて上半身主体の打ち方だったので下半身を使って打つ意味がわかっていませんでした。また、前足の母指球で踏ん張って打っていたので前の股関節が回らず骨盤も回らない打ち方だったので非力でした。
こういう打ち方をしてると腰を痛めるリスクが高く飛距離も出ません！
そろそろ野球は止めようかというときにやっと打ち方、体の使い方に気づきました。
だから、今野球を頑張っている少年達には知ってほしかったのです。
もし、腰痛で困っているのなら打ち方、投げ方
もう一度見直してください。
それでもお困りでしたら当院にご相談くださいませ！必ずお力になります！
監修:柔道整復師
小国良成
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