こんにちは、
神戸市北区神戸北町の小国整骨院
院長の小国です。
ブログをご覧いただき
ありがとうございます。
先日、来院された70代男性は、スポーツジムで座ってするベンチプレスのマシーンで右肩を痛められました。
何かが出来ないなど生活に支障はないのですが
動かし方によって痛みがあるのが気になり受診されました。
他にも同じような訴えを受けることがあります
多くの場合、おもむろに肘を後に引いたときや、起き上がろうと右手を右のお尻の後に着いたときに痛みを感じるようです。
なぜ、このような動作で痛みがおこるのか?
肩は、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨の関節だけではなく、実は5つの関節が複合して動くのです。
(今回、その説明は省きます)
難しくなるのでザックリと説明すると
手や腕を上げていくと肩甲骨も一緒に動いていくのです。
上だけではなく、前にも後ろにも連動して動きます。気をつけした姿勢から横に上げていくと正常では耳に着くまで約180度動くわけですが
そのうちの120度は、腕の骨の付け根のいわゆる肩で動き、残りの60度は土台の肩甲骨が動き
双方で連動して可動していきます。
肩甲骨の動きが悪くなれば腕の動きも悪くなるのですが、体はどこかの動きが悪くなると別の場所でそれをカバーしようとします。
なので、肩甲骨の動きが悪くなると、いわゆる肩関節が代償していくうちに痛みを伴ってしまいます。
いわゆる肩関節の周りには、筋肉や靭帯で覆われて、不安定な関節をサポートしているのですが、関節の前の部分は構造的に弱くなっており
脱臼しやすく、腕を後ろに引いたりするときに肩甲骨の動きが悪いと負荷が前にかかるので痛みがでます。
肩甲骨が後ろに引けると肩関節の負担が減ります。
肩甲骨の動きが悪いと肩甲骨が後ろに引けず、腕の骨だけが後ろに引かれて、肩の前に負担をかけます。
このような訴えは右肩に多いのは、なぜか?
患者さんを診てると、巻き肩の人が多いのですがほぼ右肩が前に出ています。
こうなると肩甲骨は後ろに動き難く肩の前を痛めやすくなります。
巻き肩の原因は?
- 使い方の影響
普段な使い方で掌を下に向けて腕を内側に捻ることが多く肩甲骨も前に引き寄せられます。
- 姿勢の影響
・下を向く姿勢になると頭が前に出て背中が丸くなり肩が前に引き寄せられます。
・座り方などで骨盤が後傾になると背中が丸くなり肩甲骨は前に引き寄せられます。
治療
結論として、腕の骨と肩甲骨がバランスよく動けば痛みは、出ません。
なので、肩甲骨の可動性を改善することがポイントになります。
可動性を改善するには、
姿勢の改善
- 骨盤を立てる
- 顎を引く
背中が伸びた姿勢になります。
使い方
- 姿勢を意識すること
- 作業するとき以外は、掌を前か上に向ける
セルフケア
①深呼吸と共に肩甲骨を上下に動かす
息を大きく吸って肩甲骨と肋骨を持ち上げます。
息を細く長く吐きながら、肩甲骨を出来るだけ下へ押し下げます(手で押し下げます)
5回繰り返します。
②肩甲骨を前後に動かします
息を吸いながら肘を後ろに引きます
このとき、掌は上に向け天井を見る
(肩甲骨の間でボールを挟むイメージで)
下を向き息を細く長く吐きなから手を出来るだけ前に伸ばして肩甲骨を離す
このとき、手は内側に捻り掌が外に向ける
5回繰り返します
まとめ
肩甲骨の動きが悪いと肩を痛めてしまいます
その原因は、普段の身体の使い方が悪いと姿勢が崩れてきて肩甲骨が動き難くなり肩に負担をかけ痛みを伴ってしまいます。
整体ではそのような身体全体のアンバランスを整えていきます。
肩の痛みでお困りでしたら
ひとりで悩まずに
私と一緒に治療に取り組んでみませんか。
まずは、ご相談からで結構です。
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監修:柔道整復師
小国良成