腰椎椎間板ヘルニアの自然経過


こんばんは、
神戸市北区神戸北町の小国整骨院
院長の小国です。
ブログをご覧いただき
ありがとうがざいます。

 

腰痛で来院された患者さんのお話を伺っていて既往歴(過去になった疾患)を聞くと、

「以前、整形外科で腰椎椎間板ヘルニア

言われた」なんてよく耳にします。

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椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨をつなぐ椎間板が何らかの要因によって突出することで起こります。腰椎椎間板ヘルニアでは、突出した部分が神経を圧迫することで、腰痛や脚の痛みなどさまざまな症状が現れるようになります。

 

何か治療されたのですか?と伺うと

○知らん間に治った

○リハビリして治った

○ブロック注射した

○手術した

なんて言うのがほとんどだと思います。

 

最近は、ヘルニアで手術することは、以前に比べてかなり減りました。

その理由は、手術しても、保存療法でも

5年後、10年後の経過は大きな違いが

ないからです。

 

今から30年くらい前は、ヘルニアでよく手術されていたようです。

 

 

保存療法の予後

腰椎椎間板ヘルニアの大部分の症例で

予後は良好です。

 

MRI導入により

ヘルニアは、自然縮小、消失が

期待できることが明らかになり

保存療法が奏功することがわかりました。

 

また、ヘルニアの形態やサイズと症状とは、

必ずしも一致しないこともわかりました。

それにより手術をするケースは減りました。

 

手術の適応

椎間板ヘルニアで、

急性発症の高度な麻痺

直腸膀胱障害は、手術の適応となる。

 

*直腸膀胱障害

排尿障害(残尿感、排尿困難)

蓄尿障害(催尿感、頻尿)

尿失禁、便失禁、便秘、頻便

 

まとめ

腰痛は、10人に1人が経験する国民病です。

ヘルニアの診断を受けても予後は良好だということを知っていただけたらと思います。

また、MRIでの画像と症状とは必ずしも

一致しないので慌てて

手術することはありません。

 

 

 

 

 

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監修:柔道整復師
小国良成