こんばんは、
神戸市北区神戸北町の小国整骨院
院長の小国です。
ブログをご覧いただき
誠にありがとうございます。
先日、ひざ痛で来院された患者さん、整形にもかかっているそうで病院では筋肉をつけるように言われてジムに通っているそうです。
ホットヨガやプール歩行、筋トレ等を精力的にこなしているそうです。
筋トレの内容を伺うと太ももの筋肉をつけるためにレッグエクステンションやレッグプレスをされていました。
そこで、ひざ周辺の筋肉を鍛えるためよくするトレーニングについて書いてみました
レッグエクステンション
椅子に座って足首のバーをひざを伸ばして持ち上げたり降ろしたりします。
レッグプレス
椅子に座って板に足を付け、ひざや股関節を使って上げ下ろしをします。
私は、ひざの痛みがある方やひざの変形性関節症と診断された方にこのレッグエクステンションをお勧めできません。
なぜなら、レッグエクステンションはひざを伸ばすトレーニングですが、ひざを伸ばすには大腿四頭筋といって太ももの前にある筋肉が働くのですが、このトレーニングでは大腿四頭筋しか働かないので太ももの骨に対しすねの骨が前に移動する剪断力が働きます。つまり、すねの骨が前へずらす力が働きひざを痛めるケースがあるのです。
実際リハビリのつもりでこのトレーニングをしてからひざが余計に痛くなった方を何人も見てきました。
また、トレーニングには、特異性の法則があり、鍛えたような使い方で最も力を発揮するのですが、日常の動作からは少しハズレているように思います。
一方レッグプレスは、ひざを伸ばす作用に加え股関節を伸ばす力も働くことで剪断力はかかりません。
そして、足をつくことで足裏の感覚器を刺激し脚の動きを連動した形で鍛えます。
座ったり立ったりという日常の動作に近いのでリハビリとして良いと考えます。
まとめ
筋肉は鍛えれば老若男女問わず強くなりますが、すり減った表面の軟骨は再生されません。機械的なストレスで摩耗していくので使えば使うほど擦り減ってしまいますので使い過ぎにはご注意くださいませ。
また、筋肉を鍛えることにより柔軟性を失うこともありますのでその点もご注意ください。
監修:柔道整復師
小国良成
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