股関節の動き悪さからくる腰痛と対処法

こんばんは、神戸市北区神戸北町の小国整骨院 

院長の小国です。

 


ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

 

11月になって寒くなりましたね。

今年は猛暑のイメージが強く残って、寒くなってきているのに身体が切り替わっていない感じがするのは私だけでしょうか?

 

こういうときにギックリ腰をおこしやすいのでお気をつけください。

 

今回は、股関節の動きの悪さからくる腰痛について書いてみました。

 

大人になると日常生活の中で股関節を動かす範囲って限られてきますよね。

 

あなたも、いつの間にか股関節が固くなって、その代償で腰や骨盤に負担をかけて腰痛になっていませんか?

 

座っていることが続いて立ったときに腰が伸びない!

 

しゃがみ込むと腰が痛い!

 

実は、これらの腰痛は股関節の動きが良くなることで痛みが改善することが多いのです。

 

これを読むことであなたの腰痛もきっと改善します。

 

股関節の可動性

 

股関節とは、太ももの骨(大腿骨)と骨盤からなる関節です。

 

太ももの骨 は、先端(骨頭)がボールのように丸くなっていて、それが骨盤にハマっているので、色々な方向へ動きが可能です。

 

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動きの呼び名

前に曲げる→→屈曲

後ろに曲げる→伸展

外に開く→→→外転

内に閉じる→→内転

外に捻る→→→外旋

内に捻る→→→内旋

 

股関節は、どうして動きが

悪くなるの?

 

①股関節の疾病

 

変形性股関節症

加齢に伴い軟骨がすり減り骨頭が変形し可動性の制限や痛みを伴うことがある。

 

大腿骨頭壊死

骨頭への血流が悪くなり骨が壊死をおこし骨頭が圧壊(潰れる)し変形し痛みや可動性の制限を伴う。

ペルテス

幼児期から学童期におこる阻血性壊死により痛みや可動性の制限を伴う。

 

臼蓋形成不全

股関節の骨盤側の骨頭がはまるソケットの部分(臼蓋)が発育不全で骨頭を十分に受けることが出来ないので骨頭の変形が進行しやすい。

 

リウマチ

関節炎がおき、関節を破壊することもあり痛みや可動性の制限を伴う。

 

②周辺の筋肉の柔軟性低下

運動不足により股関節周囲の筋肉の柔軟性が悪くなり可動性が悪くなる。

 

 

 

 

股関節の動きが悪くなると

なぜ腰痛に?

 

○股関節の可動性が制限されると仙腸関節や椎間関節がその代償で動きます。

 

仙腸関節

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股関節の制限       →         仙腸(寛骨)関節の動き
   屈曲  (曲げる)   →                        後傾
   伸展  (伸ばす)   →                        前傾

   外転  (開く)       →                        挙上

   内転  (閉じる)   →                        下制
   内旋  (内捻り)   →            インフレア・前傾
   外旋  (外捻り)   →           アウトフレア・後傾

 

仙腸関節は、本来僅かな可動性しかありません。

股関節の制限により仙腸関節にストレスがかかり、仙腸関節の可動性更新で痛みを引き起こしたり、逆に仙腸関節が引っかかった感じになり可動性減少になることで痛むことがあります。

 

また、股関節の可動性が悪くなると骨盤の位置が変わって背骨の歪みを招き、痛みを伴うことがあります。

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片脚に荷重することが多いと骨盤の左右の高さや片側に偏移して背骨が曲がります。

 

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男性に多く、ガニ股になると骨盤が後傾して胸が前に曲がり背中が丸い姿勢になります。

 

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女性に多く、内股になると骨盤が前傾して腰の反りが強くなります。

 

 

 

股関節周囲の筋肉が固くなると坐骨神経痛をおこすこともあります。

 

 

セルフケア

腸腰筋のストレッチ

腰骨や骨盤て太ももの骨をつないでいる筋肉

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脚を前後に開いて、後ろの膝を地面に降ろし

前脚に荷重していく。

後ろ脚の股関節の前が伸びてくる。

両側20秒は✖️3回

 

座っていて立ったときに腰が伸びにくい方には、有効です。

 

お仕事の合間にしてみてください!

 

外転筋のストレッチ

片脚で立つときに力を発揮する筋肉

お尻の横にある筋肉

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椅子に座り、右足を左ひざの上に乗せて

右ひざを外側に倒します。

右股関節を意識して前に倒していきます。

右股関節からお尻が伸ばされます。

両側20秒✖️3回

 

 

別法

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ベッドの場合

横向きに寝転び、上側のひざを伸ばして脚を前に曲げベッドから降ろします。

すると股関節からお尻が伸ばされます。

両側20秒✖️3回

 

床でする場合

同じ要領で上側の足を床に降ろし、

骨盤を後方へ倒します。

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両側20秒✖️3回

 

 

 

まとめ

股関節の可動性が悪くなると腰痛をおこしやすいです。

物を持ち上げたり、しゃがんだり、前に曲げる(洗顔時)に体幹を伸ばし股関節を曲げて使うようにすると腰痛予防になります。

 

野球やゴルフなど身体を捻るときも股関節を使って骨盤を回します!

 

セルフケアは、コツコツと続けることで効果が現れてきます!

 

それでも続く腰痛や動きにくい股関節でお悩みの方はご相談ください。

 

 


                                               監修:柔道整復師 

                                                     小国良成 

 

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